知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

ミュージシャンは食えるのか、その4。音楽で食っている。

幸いなことに当時DUTY × カクマクの制作でお世話になったイガルー・サウンドスタジオの厚史さんから音楽ソフトProtoolsでの録音と編集のやり方を教えてもらったお陰で、ちょこちょこ他のミュージシャンのアレンジやCD制作の仕事が入るようになっていた。

はじめはそれで食えるようになるなんて思っても見なかったが、今実際自分はそれで食っている。食えるようになるまでの10年間は色んなことがあった。

フリーになった始めの頃、東京帰りの若い音楽クリエイターに誘われて、彼が起業した音楽制作の会社に立ち上げから参加した。

そこで打ち込みでのアレンジを勉強しながら沢山の仕事をこなした。今も毎月の固定収入になっているBGMのアレンジの仕事はその時にスタートしたものだ。

ちょうどそのタイミングで地元読谷村にラジオ局FMよみたんが立ち上がることになり、僕はその全てのジングルとテーマソングのアレンジなどを手がけることが出来た。これは大きな実績となった。

今でもFMよみたんは音楽ライブラリーの管理担当として週に一回数時間ほどスタジオに行っている。これは生活収入のベースというよりは地域貢献というか、ふるさと読谷村への恩返しのような気持ちが強い。しかしそのお陰で、140名以上のボランティアパーソナリティーが終始出入りするFMよみたんを通して多くの出会いがあり、そこからいくつものアレンジの仕事にも繋がっていった

音楽制作の会社では事業拡大のため、通常業務と平行して、メジャーレーベルのコンペへのトライや、取引先への企画プレゼンや広告代理店への営業なども担当したが、これは本当にしんどかった。

精神的にも体力的にも限界で、生まれてはじめて朝会社に行かなきゃと思うのに体が金縛りのように動かず、涙だけがぼろぼろ出て来るという状態を体験した。うつの手前だったと思う。

この時、27歳。音楽本当に辞めようと思った。

今日はここまで、次回に続く!
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【今日の動画】

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【次回ライブ情報】
ミュージシャンは食えるのか、その4。音楽で食っている。
<↑フライヤー画像、クリックで拡大します>
じつは初絡みのメンツ。タートルアイランドの永山愛樹さんはじめ対バンの皆様もクセモノぞろいだし、今までの客層と違うお客さんとの出会いも楽しみです!ちなみにフライヤーにはDUTY FREE SHOPP.と書いてありますがバンド編成ではなく弾き語りで出ます!もちろんDUTYの曲もやりますよ!遊びに来てね!!

【モウアシビート2】
日時:2.17(金) 19:00オープン/20:00スタート
LIVE ACT:永山愛樹&吉見大樹/知花竜海/煖臍(だんせい)/フェイフォン&カタブイサウンド

場所:GITANE(ジターヌ)
沖縄市中央3丁目14-3-2F
TEL:098-937-0714
前売り:1200円/当日:1500円 ※共に別途ワンドリンクオーダー
お問い合せ:TEL:090-8620-0141 島袋

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ミュージシャンは食えるのか、その4。音楽で食っている。


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