知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

知花くららの、くららです。

「チバナさんってどんな漢字書くんですか?」と東京で聞かれて思わず「知花くららの、くららっていう字です」と真顔で答えて恥かいた知花竜海です笑。

今日は名字に救われた話をします。

僕が母親に感謝してることは、離婚しても名字を変えないでいてくれたこと。つまり母の内地の名字ではなく、父の沖縄の名字で育ててくれたことです。

これだけのことですがどんだけ救われたことか。

やっぱり沖縄では薩摩支配から沖縄戦と戦後の基地問題などの歴史的経緯から、日本人(いわゆるヤマトゥンチュ)に対して警戒心があります。

僕はヤマトゥとうちなーの「ハーフ」だから、沖縄で暮らしていると、初対面でほぼ100%「兄さん、内地の人でしょ」と言われます。

「違いますよ、僕は読谷の知花ですよ」「あぁそうねー、大和面(やまとぅじらー)だからてっきりナイチャーかなーと思ったさー」という会話を何百回繰り返してきたかわからない。

もしここで名字が知花じゃなかったらと思うとぞっとします。

と、同時にいつも思い出すのは、内地の名字を持った、僕と同じ「沖縄ハーフ」の友人達、仲間達の顔。彼らは逃げも隠れも出来ないからきっと何倍も嫌な思いしてきたと思う。

だから、運良くというかありがたいことに沖縄の名字で育った僕には、彼らの分までやることがあると思ってるんです。

それは僕らのような狭間に生きる存在が、ストレスなく当たり前に暮らせる社会を作ることです。

おネエタレントの活躍が、LGBTへの認知、理解、好感度の手助けとなるように、もし沖縄の名字を持った僕が、全国や海外で活躍するようになれば、沖縄の人達は普通に誇りに思ってくれると思うし、血がどうこうとか誰も言わなくなる。僕みたいな境遇の存在が市民権を得ていくきっかけになれると思うんです。

アルベルト城間さんが果たした役割や、紫が果たした役割、SPEEDのメンバーが果たした役割、人によって混ざりかたも色々あるし、スタンスもそれぞれだけど、僕にしか出来ない沖縄社会での立ち回り方や、日本社会への見せ方がきっとあると思ってるんです。

今日はここまで!次回に続く。

【今日の動画】

-----
【昨日の写真】
知花くららの、くららです。

昨日の川崎ゆんたくでのライブ、満席の大盛況となりました。来てくれた皆様ありがとうございました!これにて関東ツアー3デイズ全て無事終了となりました。全ての応援して下さる皆様と一期一会の出会いに感謝して、本日沖縄に帰ります。

-----
【次回ライブ情報】
知花くららの、くららです。
知花くららの、くららです。
<↑フライヤー画像、クリックで拡大します>

第19回 恩納村産業まつりに出演します!
今回は同じく恩納村在住の宮田まことさん(TROPICALISM、hacomaco)と二人で演奏します!野外の無料ライブなので初めての方や子連れの方も安心です!是非お越し下さい!

知花竜海の出番は日曜のお昼12時頃になります

恩納村産業まつり
日時:平成29年2月4日(土)~2月5日(日)
AM11:00~17:00   AM10:00~17:00

会場:恩納村ふれあい体験学習センター(恩納村字恩納5973)

お問い合せ:恩納村産業まつり実行委員会
TEL098-966-1280
詳細はコチラ↓
http://www.onnaweek.jp/event/969/


-----
↓「沖縄音楽旅行」バナークリックで記事読めます!
知花くららの、くららです。




同じカテゴリー(【コラム】音楽凡楽)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。