知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

震災・原発・被災地について思ったこと

震災後に考えたことをTwitterのログから拾って、
自分自身の考察や感情の記録としてブログにメモっておきます。

震災・原発・被災地について思ったこと
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原発のせいで、本来災害の救助に100%注ぐべき自衛隊や政府のエネルギーや報道、必要情報が半分くらい削がれている、救助が遅れる原因になっている。救えるはずの人が救えなくなっている。本当に悔しい。

3/22
こんな時こそ希望を、というのも分かるが、少なくとも原発は人災なんだから、こんな時こそ怒りを、という人も必要。人は多様。人間らしさを失ってはならない。全員に同じ考え方や空気を強要してはならない。悲劇を繰り返してはいけない。

被災地に対し今自分が直接出来ることは何もない。だけどこの国のシステムや生き方を変えることで、未来の子ども達を救える。地震は天災だから必ずまた起こる。でも原発の人災は私達の努力で防げるはずだ。その為に自分に出来ることをしたい。

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被災地で倒壊した家や店から食料を確保することを、人間の尊厳がどうとか批判する人は、極限状態でも人のものには手を出さず誇り高く死ねって言ってるのか?生きてこそ、だろ?戦時中もみんなそうやって生き延びたんだ。生き残った人間は生きるべき。

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見せられる範囲の死体写真は見せるべきと思う。だって現場は死体だらけなんだから。沖縄戦の写真でも死体のやつを見ることで、少しでも現実の悲惨さを自己投影して想像出来た。遠景で瓦礫の山だけを見ていても実感が湧かないこともある。

子ども向けのヒーローものTV番組で、敵を殺しても血は飛び散らず、火花が散って爆発するのと同じで、「命」や「死ぬこと」「殺すこと」を理解しにくい。映画やゲームではよりリアルな殺人描写を見たがる癖に現実の死体写真には蓋をしろと言う矛盾

TVラジオ新聞などは被災者の人たちが一番欲しい現実的な情報を載せてほしいし、心情への配慮も必要だけど、ネットをやれるひとや雑誌を買える人は少なくとも安全圏にいて余裕もあるから、今回のことを多角的に客観的に考察できる情報を得れるべき、得るべき、と思う

6/19
311の議論の場において、地震や津波の「災害復興支援」と「原発の是非」という二つの違うベクトルの問題が錯綜し、同時にテーブルに乗っている為に、議論がまとまらない、噛み合ないということが多い。この二つは同時に起こったことだし関連性もあるけど、切り離して考えなければ混乱してしまう。


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