知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

忌野清志郎と爆笑問題 太田

今日から東京プレライブ4デイズ始まります!
本日28日は代官山晴れ豆、ぜひ遊びに来て下さい!!

さて、今日はライブだからあれよあれよという間に 
投票日を迎えると思うので、今で書いておきます。 
僕は不在者投票ちゃんと済ませてきましたよ! 
どっちに入れてもいいから、とりあえず選挙には行きましょう! 

以下友人のブログで見つけて感動した文。 
面白いので読んでみて下さい! 


以下転載---------------- 

爆笑問題 太田光 
 清志郎さんと初めて会ったのは、この雑誌の連載で、私が政治について、「投票率なんか低い方が良い。興味がなければ、選挙なんか行くな」と書いたとき、その文章に清志郎さんが怒り、一度会いたいということで、対談という形でお会いすることになったときだった。 
 指定された店で私は、怒られるんだろうなぁと思い、少し憂鬱で、それでも清志郎さんと会えることは楽しみで、緊張しながら待っていた。そこへ清志郎さんは、ホラ貝を吹きながら突然現れて、「キミはケシカラァ~ン! あんなことを言っちゃイカァ~ン」と、とても照れくさそうに、下を向きながら言った。私は楽しくて、大爆笑してしまった。清志郎さんは、「キミのような影響力のある人が、若者にアンナこと、言っちゃイカァ~ン」と言っていた。私がそれに反論すると、清志郎さんは、「…うん。…うん」とジッと聞いてくれた。私は、政治家なんかに世の中は変えられない。それよりもRCの、たった一曲の歌の影響力の方が全然強い。政治なんかに期待することなんかないじゃないですか、と熱弁した。清志郎さんは、私の話を全部肯いて聞いてくれて、私が話し終わったあとに、「…それでも、あれは、イカン!」と、またホラ貝を吹いて笑わせた。その調子だから、論争なんかになりはしなかった。 
 今から考えれば清志郎さんは、私と論争するつもりなど、最初から、さらさらなかったのだとわかる。私はあのとき、自分ばかり言いたいことを言って、いい気持ちになっていた。“清志郎に、言ってやった”つもりでいた。しかし私があのとき言ったことなんて、清志郎さんは百も承知だったハズだ。自分が影響力があるからこそ、清志郎さんは真っ直ぐに若者に向かって、「意識を持て」というメッセージを送っていた。だから、無責任な主張を垂れ流してる私の言葉と態度が許せなかったのだ。でも、だからと言って、あの場で私を“言い負かすこと”なんかに、清志郎さんは何の興味も持っていなかった。だから、私がどうケンカを吹っかけても、その度にホラ貝を吹いて笑わせた。勝負だなんて思っていたのはこっちだけで、清志郎さんは青臭い若造と勝負しようなんて気は、初めからさらさら、なかったのだ。(後略) 
(「テレビブロス」2009年5月30日号より) 




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この記事へのコメント
何でしょうね…このじんわり目頭が熱くなる感じは…。
Posted by greenbee at 2010年11月26日 11:54
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