知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

「公衆トイレをきれいに使わせる方法」について

こないだラジオ番組のコーナーで安村と
「どうやったら皆に公衆トイレをきれいに使わせられるか」
というお題でトークした。

よくコンビニのトイレとかで
「いっもきれいにお使いいただきありがとうございます。」
ってのがあるさーね、
これは汚すと気まずいような感じにさせる効果を狙っているよね。

こないだ、その逆バージョンで
「どうぞ汚してください。掃除するのが私たちの仕事です。」
というのがあったわけよ。
なるほど、情に訴えるというのも一つの手だね。

あとは、「汚すと罰金」というのもあるよね。

うちのカミさんは「いつもきれいにしておけば汚されないよ。」
って言ってた。

安村のアイディアで面白かったのは、
ファッション誌などで「トイレをきれいに使う男はモテる」という
ブームを作って、キムタクやもこみちとかに
「俺流のカッコいいトイレの使い方」とか、
「男のトイレ気配り10か条」みたいなのを
言わせるってやつ。

それでキムタクトイレットペーパーとかのグッズを作って売れば
コンビにも儲かる、みたいな(笑)

いかにルールやモラルを意識せずにいつのまにか事実上守らせるか、
テクニックの見せ所だね。

この話に関連して、「ほぼ日刊イトイ新聞」というサイトで
糸井重里がコラムに書いてた規則の話しが面白かったので読んでみて。
http://www.1101.com/darling_column/index.html
なるほど、そうだよなー。
規則はひとつでも、少ないほうがいいんだよなー。

「都会で立ち小便が減ったのは、
規則が浸透したからでもないし、
よく逮捕したからでもないよな。
街がきれいになったり、
ひょいと使える衛生的な便所ができたからだよ。」

という部分に目から鱗。
この発想って、教育基本法とかの愛国心の問題とか
いじめの問題なんかともめっちゃリンクしてるよね。

「いじめたら出席停止」とか罰則を作って取り締まるよりも、
いじめよりもっと楽しい事があれば皆いじめそっちのけでそれをやるよね。

愛してもらいたい時に
相手に「私を愛しなさい」と命令し、愛さないと罰を与えるぞって言うような人ってなかなか愛されないよねー。
それより相手が「思わずすきになっちゃう」ような素敵な人に自分がなっちゃった方が
早いんじゃないの?

なるほど、発想の転換が必要なんだねー!




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この記事へのコメント

おぉ、納得!
俺等の小さい頃ってもっともっと楽しい事がいっぱいあった。
通学路にある川でで~じでっかいドジョウがいるぜ!とか
裏のお墓に昼でもゆ~れい出るぜとか
学校でも楽しい事が山ほどあった。
いじめもあったけど守ってくれる友達も沢山いた。
多分今よりも決まり事が少なかったからじゃないかな。

規則よりも楽しみを!



Posted by TEL-C at 2006年11月30日 07:29

ちゃーびらさい 竜海さん。はじめてここをたずねました。

トイレの標語は面白いですよね。
この前「心ゆくまで満喫してください」ってのがあって、でーじ荒らされてるトイレがあった。素直に満喫しすぎだった。

私が管理人なら
「トイレ汚しますか?心汚しますか?」
または「監視カメラ作動中」ですな。

ぐぶりーさびたん 
近いうちお会いできるといいです。
またやーさい!
Posted by 福田八直幸 at 2006年12月06日 01:17
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