ミュージシャンは食えるのか、その17。どうやってマネタイズしていくか
制作中のセカンドアルバムとは別に、昔作った楽曲を発掘してシンプルなアコースティックアレンジで再録する企画を進めている。
アコースティックアレンジとはいえ、音源を作るのはお金かかる。
例えば五万円のコストをどう回収するか
【CD-Rにしてライブで手売り】
千円にして一回のライブで10枚売れたとして五回ライブすれば元取れるが、今のように二、三ヶ月に一度のペースでライブしていては一年ぐらいかかってしまい、音源の旬も過ぎてしまう。
経験上、音源はやはり出した時が一番売れる。発売から一ヶ月で動きががくっと落ちて、三ヶ月でほぼ無しになる。その後は月に一、二枚売れるか売れないかぐらいになってくる。
だからライブで手売りして元を取ろうというのはやはり現実的ではない。
一回30人規模のライブでは新譜でも10枚売れない。それでも三人に一人買ってると考えれば比率としては良い方だが。
一つの方向性としては、ライブの動員を増やして規模を拡大していくこと。比率が悪くないなら、母数を増やせば売り上げは上がるはず。
【Youtubeで無料公開】
お金にはならないがとにかく聞いてもらう、つまり宣伝費として割りきって考えて掛け捨て、どうにかこれで話題を作ってファンやライブの動員を増やし、グッズなどの物販を売って元をとるという考え方。
【iTunesで配信】
一曲200円でバラ売りして元を取ろうとする場合、一ダウンロードあたり100円もうかるとして、五万円の元を取るためにはのべ500ダウンロードされないといけない。
【noteで月額コンテンツとして配信】
コンテンツ配信に特化したSNS「note」を使って、バラ売りするのではなく、月額300円とかで登録してもらって毎月新曲が聞ける、みたいな。いわゆる有料メルマガとかファンクラブ限定コンテンツみたいな考え方。
単発で300円もらってもどうしようもないので、半年とか一年とかのグロスで考えてまとまった金額にする、みたいな。
僕が今一番面白いんじゃないかと思ってるやり方はこれだけど、ネックはnote自体の知名度というか普及度が低い事。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にもファンクラブ機能があるらしいがまだ様子見。
【ライブの価値を高め、ライブで回収】
あーだこーだ考えた末に、ネットで月額取ってやるよりも、気楽にやれて気楽に集まれるファンの集い的な定期イベントをやって、そこを新曲発表&物販の場として展開した方が健康的だし、収益も生みやすいのではないかと思った。無料でのネット展開はあくまで新規ファン獲得の為、マネタイズはネットではなくリアルでやるのが僕みたいなタイプの場合は一番合っているかもしれない。
応援してくれる人を増やす努力と、応援してくれる形の具体的な受け皿を作れれば、まだ生き残れる可能性はあるのではないか。
というわけでワンマンライブシリーズ「Let's Goゆかる昼ズ」はじめます!
今日はここまで!次回に続く
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【Nextライブ】
知花竜海 × 星の砂雑貨 presents 『Let's Go ゆかる昼ズ Vol.1』
場所 那覇 BOOK CAFE&HALL ゆかるひ
日時 6月4日(日)
Live:知花竜海(Acoustic)
詳細はコチラ
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【今日の動画】
うちなーぐちで歌ってみた動画 第四弾はX JAPANの「紅」です!皆様YouTubeでの視聴とシェア拡散よろしくお願い致します!
このプロジェクトをやろうと思った理由についてはこちらに書いてあります。
http://chibanatatsumi.ti-da.net/e9265319.html
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【CD販売】
知花竜海関連のCDは全て恩納村おんなの駅にある知花竜海のCDコーナーにて買えます。またシングル「海鳴りの島」と「新しい世界」は県内各CDショップにて注文取り寄せが可能です。
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【メディア】
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