知花竜海の音楽凡楽

ロック・レゲエ・ヒップホップ・沖縄民謡などをチャンプルーしたサウンドに、言葉遊びと深いメッセージをちりばめた歌詞で新世代の沖縄音楽を創り続けるミュージシャン/プロデューサー知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)が、活動情報や日々のつれづれなどを書いていきます。

台湾原住民を描いた映画「太陽の子」上映と、主題歌を歌うSumingが読谷で見れる!


島嶼音樂季2017、いよいよ本日から台湾のアーティスト達が沖縄入りします。今回来沖するメンバーの中でも、特にアミ族のシンガーSuming(舒米恩)は、2009年に映画「トーテム」公開時に初来沖して以来、何度も沖縄でライブしています。僕は2015年の読谷開催の時に初めてそのパフォーマンスを見て、人柄にふれ、音源を聞いたのですが、活動からビジョン、音楽性まで含めて心の底から尊敬するミュージシャンの一人です。

そして今回、アミ族の伝統の暮らしと、押し寄せる近代化の波の間で葛藤する原住民の若者の心を描いた映画「太陽的孩子(太陽の子)」が島嶼音樂季にて沖縄初上映されます。その映画の主題歌がこのSumingの歌う「不要放棄Aka pisawad」です。この曲は昨年の台湾の国民的ミュージックアワード「金曲獎」にて最優秀楽曲賞に輝きました。きらびやかなエンターテインメントがひしめく台湾のポップミュージックシーンの中において、原住民のSumingがアミ族の言葉で歌うこの曲が賞を取った事は本当に驚きであり、多くの人に感動と勇気を与えました。

昨年、島嶼音樂季2016に参加して台湾に行った際に、この映画のロケ地である大港口部落に滞在し、色々お話を聞く機会に恵まれました。映画の中にも見覚えのある風景や人が沢山出て来るので上映が本当に楽しみです。

6/23の慰霊の日は僕にとっても大切な日です。そんな日に読谷村でSumingをはじめ、台湾原住民のミュージシャンの皆さんと一緒に平和を願うコンサート出来る事を心から嬉しく思います。

今回は映画とコンサートがセットのチケットなので、是非皆さんも16:30からの映画上映と19:00からのコンサートの両方を楽しんでいただけたらと思います。

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6月23日(金)
読谷村文化センター 鳳(おおとり)ホールにて
「島嶼音樂季 in 読谷
-OKINAWA DREAM 慰霊の日 平和コンサート・上映会-」


台湾原住民の暮らしを描いた映画「太陽の子」の上映会が16:30~18:30
そのあとは19:00から同会場で台湾の原住民アーティスト達のコンサートがあります。

沖縄からも、ひがあゆみ、知花竜海、 當山貴史、KACHIMBA 4(クアトロ)、沖縄小林流妙武舘 読谷道場/ 読谷村渡慶次青年会が出演します。

映画上映後の音楽ライブと合わせて、前売り1,400円、当日1,490円となっています。

コンサートに関する問い合わせ
チケットのお求めは

沖縄タイムス社文化事業局
098-860-3588



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